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2005年11月13日 (日)

『皇帝のいない八月』

まずは、ビデオケースのラベルから・・・
KOUTEI
ブログを立ち上げても、何を書いていったらいいのか、しばし途方に暮れていました。
そこで、私が気に入っている映画について紹介しようと思います。
で・・・
『皇帝のいない八月』
「平和な日本に、もしもクーデターが起きたら・・・」という想定で描かれたドラマ。
岩手県の国道で、パトカーが不審なトラックに襲撃され爆発炎上。この事件から、内閣調査室長の利倉は自衛隊のクーデター計画を察知する。一方で陸自警務部の江見陸将補は、自分の娘婿で元自衛隊員の藤崎に疑いを抱く。懸命の捜査で明らかになったクーデター計画「皇帝のいない八月」の鎮圧作戦に政府が乗り出すなか、藤崎らは九州から東京に向かうブルートレイン「さくら」を乗っ取る・・・
壮大な構想とスケール、硬派で重い時代背景を持つテーマ、「これでもか!」というくらいのオールスターキャスト、サスペンスとスピード感のあるストーリー展開などの要素が十分盛り込まれて、完成度の高いエンターテイメントに仕上がっています。
この映画が封切られた頃は、私は高校生でした。1990年頃に初めてレンタルビデオで観た時から印象に残っています。
なんといっても往年の名優たちがいきいきと演じています。沈着冷静だが一面では冷酷な内閣調査室長を演じる高橋悦史がまずカッコイイ!温厚なオジサン役の多い渡瀬恒彦が、右翼思想にイカレたクーデター首謀者の役に怖いくらいハマっている。吉永小百合がレイプされるシーンは生つばものだし、佐分利信や滝沢修などが演じる老獪な政治家、永島敏行や風間杜夫の若かった頃などなど・・今の若い世代が観ても十分楽しめる配役です。
そして、現代のタブーともいえる自衛隊をテーマにした点も見所です。考えてみると、自衛隊が活躍する映画って、怪獣モノだけなんですよね。空母を駆って遠い海外へ戦争しにいくことはありえないし、周辺諸国と戦うような映画作ると、それだけで反発が来るだろうし、第一日本は戦争放棄した(少なくともタテマエは)のだから、対外的にあからさまにドンパチやる映画は作れないだろナー・・・
30年近く前の作品ですが、憲法改正が現実味を帯びてきた今日、古くて新しいテーマ「自衛隊」を改めて考える機会になる一本です。
VHSのソフトを入手しましたが、今は廃盤になっているようで、中古市場ではプレミアが付いているようです。こういう古いけれど良い作品を、どうしてDVD化しないのかな・・・・

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